京都は、伝統的な和菓子から新しいスタイルの洋菓子まで、わざわざ食べたい逸品がそろう極上スイーツの宝庫。地元で愛される昔ながらのお店の品や、話題のフォトジェニックスイーツ、季節を感じる上品なメニューなど、多彩な京都のオススメスイーツを一挙にご紹介します!
※過去記事リンク先の営業・料金などの情報は掲載時のものとなっています。最新情報はそれぞれ各店舗や施設などにお問い合わせください。
- 【洋菓子】
- 【和菓子】
【洋菓子】
〈パフェ〉
お茶の香りにうっとり♡季節の味覚を楽しむ贅沢パフェ
辻利兵衛本店・茶寮の「秋限定 御濃茶パフェ」「秋限定 焙じ茶パフェ」(宇治市)
お茶をふんだんに使ったパフェが食べられるのが、築100余年の製茶場と茶蔵をリノベーションした辻利兵衛本店の茶寮。「秋限定 御濃茶パフェ」は、お茶から抽出したピンクレッドの茶酢(ティービネガー)のジュレや抹茶チョコクランチ、抹茶カステラなど抹茶尽くし。さらに濃茶マロントリュフや紫いも餡など秋らしさもたっぷりと感じられるひと品です。
「秋限定 焙じ茶パフェ」も秋ならではのメニュー。「御濃茶パフェ」と同じく茶酢ジュレや抹茶寒天などが盛り沢山で、さらに焙じ茶生ソフトや焙じ茶チョコ版のマロントリュフが加わった、贅沢なパフェです。
〈チョコレート〉
大切な人と飲みたい、濃厚&スイートなリキュール
伊藤久衛門 宇治本店・茶房の「宇治抹茶チョコのお酒」(宇治市)
天保3(1832)年創業のお茶の老舗「伊藤久衛門」。抹茶や玉露など様々なお茶や抹茶スイーツがそろいます。人気商品「宇治抹茶生チョコレート」のとろける食感と抹茶の香りをイメージしたリキュール酒「宇治抹茶チョコのお酒」は、チョコのコクと濃厚な抹茶の香りを存分に感じられる一品。
ゆっくりと温め、上から泡立てた温かいミルクを注いでホットカクテルにするのもオススメです♪
世界一のショコラティエが作る珠玉のチョコレートを
洋菓子マウンテンの「ボンボンショコラ『杏と塩』」「タブレットルビー」(福知山市)
福知山市にある、客足が絶えない実力派の人気洋菓子店「洋菓子マウンテン」。オーナーシェフの水野直己氏は、世界一のチョコレート職人を決める大会「ワールドチョコレートマスターズ」の2007年大会総合優勝を果たした凄腕シェフです。
ミルクチョコレートに杏ガナッシュ、そしてトッピングされた死海の塩が相性抜群の「ボンボンショコラ『杏と塩』」は、全国から買い求めるファンも多い逸品。
もう一つオススメしたいのが「タブレットルビー」。ベリーのような美しいピンク色をしたルビーカカオ豆を用いたルビーチョコレートに、ナッツやベリーを加えて作り上げた、愛らしい色のタブレットチョコレートです。
〈チーズケーキ〉
和と洋を融合!手のひらサイズのキュートなケーキ
御菓子司あんの「京丹後黒豆チーズケーキ」(京丹後市)
京丹後市の和菓子の老舗「御菓子司あん」。こちらで和菓子一筋23年の中原さんが約半年かけて開発したのが「京丹後黒豆チーズケーキ」です。「和菓子文化を若い人にも広めたい」との思いから、京都の名産品・黒豆を使い、和菓子職人だからこそできるチーズケーキを考案。最中のサクッとした食感が、チーズケーキのおいしさを一層引き立てます。
〈ロールケーキ〉
高級宇治抹茶がたっぷり♡地元で愛される抹茶ロール
今村芳翠園本舗の「一休ロール」(京田辺市)
京田辺市に店を構える創業1849(嘉永2)年の「今村芳翠園本舗」が、老舗スイーツ店のパティシエとコラボして完成した「一休ロール」は、厳選された高級宇治抹茶をふんだんに使った一品。爽やかな抹茶の香りとまろやか〜なクリームの味わいが絶妙なバランスです♡ 商品名は、同じく京田辺市にある寺院・一休寺にちなんでいます。
生産者とパティシエの情熱が詰まったケーキ
ポエム洋菓子店の「神童子ロール」(精華町)
1978年の創業以来、厳選した京都の素材を使ったスイーツ作りにこだわり続ける「ポエム洋菓子店」。人気の「神童子ロール」は、京都産卵を使用したスフレのようなフワフワ食感の生地で、完熟・朝摘みの香り高いブルーベリーとクリームをロールした一品。パティシエの大槻さんが、木津川市の神童子地区で30年以上にわたって無農薬のブルーベーリーを作っている山口さんと、お店の創業者である父の2人の地元への熱い思いを受け継ぎ、情熱を込めて作っています。
〈天橋立のお土産スイーツ(洋菓子)〉
リアルなフォルムとザクザク食感が魅力♪
HAMAKAZE Caféの「松ぼっくりシュー」(宮津市)
天橋立では、お土産にぴったりな可愛いスイーツに出会うことができます。その一つが、天橋立のシンボル・松並木につきものの松ぼっくりをシュー生地で表現した「松ぼっくりシュー」。松傘の形を上手く出すのに苦労したという生地の上には、ザクッ、バリっとした食感を生み出す刻んだ松の実をトッピング。中には濃い目のカスタードと生クリームのダブルクリームがたっぷりです♡
〈海の京都エリアの厳選スイーツ(洋菓子)〉
ふわりと広がる、豊潤な香りを楽しんで
天橋立ワイナリーの「白ワインケーキ」(宮津市)
天橋立を望む畑で栽培されたブドウを使ったワインをつくる「天橋立ワイナリー」。甘口の白ワイン「ナイヤガラ」を使ったスイーツが、自家製の「白ワインケーキ」です。米粉を使ったしっとりとしたケーキを頬張れば、白ワインのフルーティーな風味が口いっぱいに広がります。そのふくよかな香りに酔いしれてみてください♡
絶景カフェでフォトジェニックスイーツを
GORO SKY CAFE nanakoの「nanako PANCAKE」「GORO SODA」(舞鶴市)
舞鶴市の中央。海抜300mの五老ヶ岳の山頂にある自然公園「五老ヶ岳公園」に建つ五老スカイタワーは、展望デッキからの眺めが格別な絶景スポット。そのタワーの下にある眺めの良いカフェが「GORO SKY CAFE nanako」です。
フォトジェニックなパンケーキ「nanako PANCAKE」や、青空・夕日・雲海・朝日・新緑をイメージした「GORO SODA」が人気です。
〈森の京都エリアの厳選スイーツ(洋菓子)〉
カラダが喜ぶ素材を使ったスイーツをあれもこれも♡
菓歩菓歩の「チョコエクレア&3種のスティックシューセット」(京丹波町)
自然豊かな由良川のほとりに佇む「菓歩菓歩」。“安全で安心な手作りのおやつ”を原点に、美山の平飼い鶏の卵、京丹波町・和知で採れたブルーベリーや栗、カボチャといった自然豊かな森の京都産の素材を使ったお菓子を提供しています。
なかでも人気が高いのが、オーガニックチョコレートと3種のスティックタイプのシュークリームのセット。有機ココアのビターな風味を楽しめるエクレアや、優しい甘みと軽い口溶けの生地が心地良いバニラスティックシューなど、バラエティ豊かに味わえます。
〈プリン〉
カツ丼にラーメン、お蕎麦……これがプリンって本当!?
アン.ドンプリの「どんぶりプリン」(福知山市)
ラーメンや海鮮丼、とろろ蕎麦……。美味しそうな定食メニューが並んでいますが、実はこれ、プリンをベースにしたスイーツなんです! フォトジェニック&ユニークすぎるとSNSで話題の「どんぶりプリン」を作っているのは、スイーツの名店「カタシマ」で26年間腕を磨いたオーナーパティシエの豊谷さんが営む「アン.ドンプリ」。
「カツ丼」は、カスタードプリンがベース。香ばしいカツは、フワフワのスポンジケーキにパイ生地をまぶして作られています。ポリプロピレンで出来た器は、食べた終わったあとに違う用途で使えるのも人気のヒミツです。
〈ジェラート〉
素材選びから手間ひまを惜しまないこだわりの味
ニルスの「イタリアン・ジェラート」(長岡京市)
1987年創業のケーキ店「ニルス」。店主自ら産地に足を運んで厳選した素材を使ったスイーツが自慢です。「イタリアン・ジェラート」もそのひとつ。新鮮な果汁をたっぷり使ったシャーベットは口当たりサッパリ。混じりっけなしの天然バニラやほんのりビターなチョコレート、京都・宇治の有機抹茶を用いた抹茶など種類豊富にそろいます。
蓮の実パワーが詰まったヘルシースイーツ
杜若園芸(とじゃくえんげい)の「京の蓮の実粉入りジェラート」(城陽市)
「スイーツが大好きだけどカロリーが気になる……」という方におすすめなのが、城陽市の「杜若園芸」が販売する「京の蓮粉入りジェラート」。蓮を食べるなんて驚きですが、実は中国では古くより、美容と健康を保つために食べられているものなのだとか。
元々、生け花用の蓮を栽培していた同社が京都府立大学と共同研究したところ、蓮の実にはブルーベリーの約4倍の抗酸化作用があることを発見! そこで、蓮を多くの人に食べてほしいと考案されたのがこのジェラート。沖縄県宮古島の地下海水から作られる塩を用いたしお味をはじめ、抹茶味といちご味の3種類がありますよ。
〈ソフトクリーム〉
優しい香りと淡い紫色がメルヘンチック♪
セントラーレ・ホテル京丹後の「ラベンダーソフトクリーム」(京丹後市)
京丹後市の南東部に位置する大宮町の、小高い丘に佇む「セントラーレ・ホテル京丹後」。丘一面にラベンダーが育てられており、見頃を迎える6月下旬には見事な景色に! その期間限定で販売されるのが「ラベンダーソフトクリーム」。優しい紫色とほのかなラベンダーの香りが特徴で、甘すぎないさっぱりとした味わいが人気です。
フレッシュ&フルーティーな風味を堪能
天橋立ワイナリーの「白ワインソフトクリーム」(宮津市)
天橋立を望む日本海沿いに佇む、ブドウ作りからこだわったワインをつくる「天橋立ワイナリー」。トロピカルな香りとさっぱりした甘さが大人気の白ワイン「ナイヤガラ」風味のソフトクリームは、ブドウのフルーティーな風味が楽しめると人気です。もちろんアルコールは入っていないのでお子様もご安心を♪
〈クッキー〉
紅茶に合う味を追求した、ムレスナティー香るクッキー
宇治紅茶館の「イチマツクッキー」「トリュフクッキー」(宇治市)
宇治市の紅茶専門店「宇治紅茶館」では、色とりどりのクッキーが詰め合わされた愛らしい「イチマツクッキー」と「トリュフクッキー」に出会うことができます。どちらも祇園の名店「フレンチレストランよねむら」が手掛けるオリジナルクッキーです。
「イチマツクッキー」には紅茶クッキーのほか、煎茶、抹茶、ほうじ茶などお茶のクッキーがたっぷり。
季節限定の「トリュフクッキー」には、バニラとチーズの2種類に、夏はサマートリュフ、冬は黒トリュフが練り込まれます。
名洋菓子店の味がギュッと詰まった手土産
ナチュールシロモト 欽明台店の「フランスクッキーの詰め合わせ」(八幡市)
洋菓子のご紹介で外せない名店「ナチュールシロモト」。1階のショップには80種以上の洋菓子が並びます。ぜひお土産に買って帰りたいのが、フランスの伝統的なお菓子をナチュールシロモト流にアレンジした「フランスクッキーの詰め合わせ」。SとLの2サイズから選べます。可愛らしい説明付きシートも入っているので、じっくり読みながら素敵なティータイムを♡
〈柑橘スイーツ〉
柚の爽やかな香りと甘酸っぱさにハマる!
タイソンタルトの「柚子のダブルチーズタルト」(亀岡市)
亀岡市のタルト専門店「タイソンタルト」。メニューは季節ごとに変わるタルト数種のみという潔さで、地元の食材を積極的に使用しています。亀岡市保津町で採れた柚子をたっぷり使った看板商品の「柚子のダブルチーズタルト」は、コク深いベイクドチーズケーキの上に、自家製の柚子ジャムとマスカルポーネチーズや生クリームを混ぜ込んだムースが乗った二層仕立て。濃厚なのに不思議と飽きが来ず、いくつでも食べたくなるおいしさです。
〈明智光秀スイーツ〉
歴史談議に花が咲く♪光秀尽くしの一皿
明智茶屋の「光秀プレートセット」(福知山市)
昔から明智光秀が好きで、明智グッズを探し歩いていたという福知山出身のオーナーシェフ・植村さんが「グッズがなかなか見つからない。だったら自分で作ろう!」と始めたお店が「明智茶屋」。人気メニューは、光秀にちなんだスイーツがのった「光秀プレートセット」。 光秀が愛した丹波の卵を使った「光秀の愛したプリン」や、桔梗紋を焼き印し、卵をたっぷり使った「桔梗ロール」などが味わえますよ♪
光秀の娘・ガラシャにちなんだ多彩な焼き菓子
プチ・ラパンの「ガラシャの絆」シリーズ(長岡京市)
長岡京市にある勝龍寺城は、光秀の娘・細川ガラシャが1578年に細川忠興のもとに輿入れをした場所。それにちなみ、同じく長岡京市に店を構えるフランス菓子専門店「プチ・ラパン」では、ガラシャとその周辺の人々にまつわる焼き菓子「ガラシャの絆」シリーズを販売しています。アーモンドに糖衣を絡めた「父 光秀の愛情」や、抹茶と薔薇と筍のパウンドケーキ「忠興の嫉妬」など全6種類。インパクトあるネーミングに秘められたエピソードに想いを馳せながら、味わってみてくださいね。
〈イチゴスイーツ〉
老舗茶問屋渾身のビビッドなスイーツに釘付け♡
辻利兵衛本店・茶寮の「冬限定の抹茶パフェ」「おこいこい大福」(宇治市)
1860(萬延元)年創業の辻利兵衛本店がプロデュースする茶寮には、宇治抹茶を堪能できるスイーツの数々が♡ 冬のおすすめメニューの一つは、京都府産の大粒イチゴ“紅ほっぺ”をふんだんに使用した「冬限定の抹茶パフェ」。赤いお茶で色を付けた美しい柚子のジュレは、シャンパンがほんのり香ります♪ 販売期間に変動があるので、事前に問い合わせを。
店頭で販売している「おこいこい大福」もオススメ。イチゴの果肉たっぷりのクリームをショコラとフワフワの羽二重餅で包み濃厚な抹茶をまぶした一品。イチゴの上品な甘酸っぱさと抹茶の芳醇な風味とのバランスが絶妙です。
※12~3月初旬頃まで
〈栗スイーツ〉
栗オタクが自分のために作った究極の栗スイーツ
足立音衛門の「天 銀寄」(福知山市)
栗をこよなく愛する、自称「栗オタク」が営む栗スイーツの名店が、丹波栗の郷・福知山に本店を構える「足立音衛門」。420gもの栗を使った「栗のテリーヌ」と名付けられたパウンドケーキは「足立音衛門」の代名詞ともいえる商品。なかでも「天 銀寄」は、丹波農園の最高級大粒丹波栗「銀寄」を使用した、贅を尽くした逸品です♡
〈りんごスイーツ〉
和にも洋にも合う魅惑のアップルパイ
アップルパイの店 シャルムの「アップルパイ」(福知山市)
福知山市にある「アップルパイの店 シャルム」は、京都府内では珍しいアップルパイ専門店(完全予約制&テイクアウトのみ)です。シャルムのパイは8種類の味から選べます。定番のアップルパイ、アップルカスタード、アップルおさつ、黒豆、ブルーベリー、おさつ(さつまいも)、あんこ、アプリコットと、魅惑のラインナップが並びます。
〈フルーツサンド〉
明治創業の八百屋さんが作る極上フルーツサンド
オサトマーケット 八百仁の「フルーツサンド」(綾部市)
明治創業、110余年も続く綾部市の老舗八百屋「オサトマーケット 八百仁」の名物は、みずみずしい季節の果実をふんだんに使ったフルーツサンドです。優しい味の生クリームに酸味や甘みの強いフルーツの相性がぴったりです。流行りのマリトッツォも見逃せません♡
【和菓子】
〈かき氷〉
こだわり食材を惜しみなく使った大満足のかき氷
甘味のいえ 串竹の「ベリーベリーカスタード」「氷クリームあんみつ」「あまおう苺クリーム」(木津川市)
京都府の南部に位置する木津川市の甘味処「甘味のいえ 串竹」では、奈良の名製氷店・日乃出製氷の大和氷を使用したかき氷が通年食べられます。7・8月はさらに種類が増え、8種類ものかき氷メニューが登場♪
「ベリーベリーカスタード」は、イチゴとベリーの2種類のあいがけソースと上品な生クリームが絶品。販売期間は8月末まで。
「氷クリームあんみつ」は、お店の人気甘味メニュー「特製クリームあんみつ」がかき氷になった一品。波照間産の黒糖を使った黒蜜に練乳蜜、濃厚なソフトクリームを詰め、上には自家製あんことフルーツがトッピングされています。販売は通年。
ロマンチックなピンク色の「あまおう苺クリーム」には、ブランドイチゴ「あまおう」のソフトクリームと生クリームを合わせた特製ソースが。さらに氷の中には「あまおう」のソフトと練乳蜜がたっぷり入った、イチゴ尽しのかき氷です。「あまおう」のソフトクリームがなくなり次第販売終了。
〈夏の和菓子〉
職人技から生まれる、目にも美味しい生菓子
亀屋良長の「朝顔」「夏まつり」(京都市)
江戸時代創業の和菓子の老舗・亀屋良長では、職人の手から巧みに生み出される美しい和菓子に出会うことができます。8月の生菓子「朝顔」は、外郎(ういろう)製。ピンクと白の外郎生地と白餡を見事な技術で合わせ、ピンクの生地の下からうっすらと白色が見える繊細なビジュアルに仕上げた一品です。本物の金魚が水の中を泳いでいるような「夏まつり」は、一つ作っては錦玉羹(寒天液)を流し入れて固め、一つ作っては流し入れて固めてを繰り返して作る、実に手間がかかる品。どちらも、繊細な職人技に惚れ惚れ♡
〈あんこスイーツ〉
たっぷりのあんこにテンションもアップ!
旅籠屋 利兵衛の「どら焼き」(城陽市)
お茶の京都・城陽市にある和菓子店「旅籠屋 利兵衛」。名物のどら焼きは、「生どら焼き」をはじめ、「栗」「ほうじ茶」「抹茶」など常時6~7種類のラインナップ。季節に応じて桜餡や芋餡など登場し、どれもあんこがずっしり! 極みたわわどら焼きシリーズの「いちご大福どらやき」と「抹茶パフェどらやき」は、食べ歩きにもオススメです。
あんこがぎっしりの折詰の中からお餅を探せ!
吉野茶屋の「知恵の餅」(宮津市)
宮津市のあんこスイーツといえば、日本三文殊の一つ・智恩寺山門前で味わえる「智恵の餅」。食べると智恩寺のご本尊である文殊菩薩の智恵を授かるといわれており、山門前には4軒の茶屋が。そのうちの一軒・吉野茶屋は、甘さ控えめなあんこが特徴。折詰にはあんこがぎっしり! 思う存分味わったら、余りはバターと一緒にトーストに塗ってあんバタートーストにしたり、お汁粉にしたりして楽しめますよ。
〈宇治茶スイーツ〉
甘くてほろ苦いあったかスイーツにほっこり
福寿園宇治茶工房 玉露亭の「玉露しるこ」(宇治市)
宇治川の朝霧橋のたもとに佇む、宇治茶の老舗・福寿園による宇治茶体験施設「福寿園宇治茶工房」。その中にある茶寮「玉露亭」(ぎょくろてい)で味わえるのが「玉露しるこ」です。白あんのお汁粉に白玉、ぶぶあられ、玉露の葉がのせられ、お好みで玉露ソースをかけていただきます。優しい甘さのお汁粉と玉露ソースのほろ苦さがたまらない、ちょっぴり大人の味です。
〈たけのこスイーツ〉
お酒にも合う♡朝採れ筍たっぷりのわらび餅
香月庵の「筍わらびもち」(向日市)
約300年前から竹の里・乙訓で筍の栽培に取り組んでいる、向日市の「香月庵(こうげつあん)」。「筍わらびもち」は、自家山の竹林で早朝に採れた筍を柔らかく炊き上げ、こしのあるわらび餅で包んだ逸品です。みずみずしい食感の筍ともっちりとしたわらび餅が見事に調和。きな粉や黒蜜はもちろん、わさび醤油で食べるのもオススメですよ。
〈抹茶スイーツ〉
とろ〜り濃厚な抹茶あんを思う存分召し上がれ
茶房 櫟(くぬぎ)の「抹茶あわもち」(宇治市)
宇治川を眺めながら寛ぐことができる「茶房 櫟」。オススメの和スイーツは、緑と白のコントラストが美しい「抹茶あわもち」です。ほのかな塩気が味わい深いあわもちと、オーダーが入るたびに作られる上質の抹茶や白餡を使った抹茶あんのバランスが絶妙です。
色鮮やかな濃茶の苦味が効いた大人のスイーツ
GOCHIO cafeの「お濃茶アフォガート」(宇治市)
江戸時代より宇治で最高級抹茶用の碾茶(てんちゃ)を栽培・製造する「茶園清水屋」が、抹茶を現代に合うスタイルで提供したいとオープンした「GOCHIO cafe」。手摘み一番茶で点てたお濃茶をエスプレッソに見立て、自家製アイスクリームにかけていただく「お濃茶アフォガート」は、ありそうでなかった新感覚のメニューです。
香り豊かな和束産抹茶を堪能できるご当地パン
パンと和菓子のお店 mochiriの「鹿背山コルネ」(木津川市)
女性店主が「見ても楽しい、食べても美味しい」をコンセプトに作る、動物モチーフのパンや上菓子などカワイイ商品がいっぱいの「パンと和菓子のお店 mochiri」。店のそばの鹿背山(かせやま)をイメージした「鹿背山コルネ」は、宇治茶の中でもとくに香り高い和束産の抹茶を使用。サックサクのコルネに濃厚な抹茶クリームをたっぷりと詰めて抹茶チョコでコーティングした、抹茶尽くしの一品です。
〈ほうじ茶スイーツ〉
モダンと伝統を感じる空間で焼き立てパンケーキを
MICASADECO&CAFEの「ほうじ茶と求肥の和パンケーキ」(京都市)
築100年以上の京町家をリノベーションした空間「MICASADECO&CAFE 京都」では、アートをコンセプトに、洗練されたビジュアルのメニューやモダンなインテリアなど、視覚的にも楽しめる要素がいっぱい。人気メニューの「ほうじ茶と求肥の和パンケーキ」は、ほうじ茶を練り込んだ生地に求肥を乗せた、もっちり感を堪能できる一品。香ばしいほうじ茶のシャンティクリームや黒蜜をプラスして、味わいの変化を楽しむのもオススメですよ。
〈桜スイーツ〉
春らしさ満開の季節限定スイーツに舌鼓
伊藤久右衛門 宇治本店・茶房の「さくら抹茶だいふく」「さくらパフェ」(宇治市)
宇治市のお茶の老舗「伊藤久右衛門」。毎年好評なオンラインショップ限定の品が、ピンク色のお餅と緑の餡のコントラストが鮮やかな春限定「さくら抹茶だいふく」です。緑色の餡は小豆ではなく、なんと抹茶カスタードあん! 口の中でとろけ、バニラの香りが広がります。
茶房では春限定の「さくらパフェ」が人気。甘さ控えめなので、男性にもオススメだそう。中には抹茶蜜や抹茶ゼリー、抹茶コンフレークなど自慢の抹茶のアイテムはもちろん、桜色の寒天や白玉、桜の形をしたゼリーなどがぎっしり入っていますよ♡