- 京都の絶景!水辺の花々に癒しを求めて♪パワースポットで運気UPも期待
- 焼き菓子が絶品♡天神さんの森に佇む京都のお洒落カフェ
- 全国から純喫茶マニアが訪れる、京都のレトロ喫茶
- 100年の時を経て京都で出合うフレンチ・アンティーク
- 手仕事の楽しさを京都から発信する手芸店&教室
- お気軽に京情緒を満喫!リノベ町家で極上「お出汁」のおばんざい
JR京都駅から約10分、阪急河原町駅から約15分、JR大阪駅や阪急梅田駅から約30分で移動できる長岡京市。小さな町にもかかわらず、JR長岡京駅、阪急長岡天神駅&西山天王山駅の3つの駅、さらには高速道路のICもありアクセス抜群。
豊かな自然と古都らしい風情をあわせもち、素敵な店主が営むカフェやショップが点在する長岡京市を歩いてみると、何度も足を運びたくなる魅力いっぱいの町でした。
外出が難しい時期ですので、ぜひこの記事で、まち歩き気分を体感してみてください♪
京都の絶景!水辺の花々に癒しを求めて♪パワースポットで運気UPも期待
長岡天満宮
学問の神様・菅原道真公を祀る長岡天満宮。春から初夏にかけて京都屈指の花の名所として知られています。
2月下旬 梅
道真は花の中でも特に梅を愛していました。そのことから拝殿の裏手には梅林も。2月下旬には境内全域で20種類300株の梅の花が咲き誇ります。
また、梅にちなんだユニークな絵馬も。学問も恋愛も人生もすべて「梅~事(うめ~こと)」いきますように、との願いが込められているんだとか。ぜひ奉納してください!
3月下旬から4月初旬 桜
桜の名所として例年、花見見物で大賑わいの長岡天満宮八条ヶ池。池の周辺を彩るソメイヨシノが桜のトンネルになります。遊歩道のベンチや、八条ヶ池にせり出す六角舎でお弁当を広げてお花見を楽しめる日が待ち遠しいですね。
4月中~下旬 キリシマツツジ
天神さんといえば梅の名所というイメージですが、実は長岡天満宮、日本有数のキリシマツツジの名所でもあるんです。
樹齢約170年におよぶキリシマツツジで真っ赤に染まった景観は、えもいわれぬ美しさ。
ちょうど同じ頃、旬を迎える長岡京名産のタケノコ。そのPRイベントとして「たけのこフェスタ」が開催されます。今年2020年は4月18日(土曜)と19日(日曜)の2日間を予定。朝堀タケノコやタケノコ弁当などの販売も。※イベントが中止になる場合もあるので、事前要確認
7月上旬 ハス
八条ヶ池の西北にある「西池」では、中国の友好都市から贈られた気品高いハス「西湖紅蓮」(さいここうれん)のお花畑に出会うことができます。
季節の花々が映える水辺の美しい風景に癒やされる、長岡天満宮のご紹介でした。
焼き菓子が絶品♡天神さんの森に佇む京都のお洒落カフェ
omiya cafe(オミヤ カフェ)
2019年9月OPENのomiya cafe(長岡天満宮の本殿と八条ヶ池の真ん中にあります)は、長岡天満宮で「天神和婚」をプロデュースするフォトスタジオ「おみや写真館」のオーナー岩﨑さん夫妻が運営するカフェ。
パン職人でもある奥様が作るチーズケーキやスコーンなどの焼き菓子が評判です。
こちらは「全粒粉スコーン、生クリームとジャム添え」300円。今回は、山ブドウのドライフルーツとアーモンドのスコーンをいただきました。
小麦や砂糖、ドライフルーツに至るまで無農薬や有機栽培の素材にこだわっているだけあり、穏やかでやさしい甘さがじんわりと浸みわたり、心も体も潤います。
スコーンに添えられたジャムは販売もしています。芳醇なフルーツの食感や香りをそのままに瓶詰したアリムナのジャムはご夫妻のお気に入り。小瓶は370円~。お土産にいかがでしょうか。
ホットコーヒー(400円)はオーナー夫妻が大ファンという、兵庫・伊丹市のパンとコーヒーの人気店「otimo(オッチモ)」から特別に仕入れた自家焙煎豆を使用。深煎りながらもあと味すっきりで飲みやすい♡
アンティークなどのセンスよい家具が配された店内には大きなガラス窓が3つあり、柔らかな光の移ろいを感じながら、心地よい時間が過ぎてゆきます。
お天気の良い日は、テラス席に座って焼き菓子とコーヒーを、森林浴気分で楽しめそうです。
全国から純喫茶マニアが訪れる、京都のレトロ喫茶
喫茶フルール
京都の老舗喫茶店フルールは昭和44年創業。当時若かりしオーナーが店を設計、家具や照明などのインテリアやメニューに至るまでトータルプロデュースしました。
店内はフランスのサロンを彷彿とさせる煌びやかなシャンデリア、ビロードをまとった三角の天井、彩を添えるステンドグラスなど目を引くものばかり。
フルールの味を求めて、親子4代通い続けるファンの姿も。通いたくなる味です。懐かしさを感じる洋食やデザート、ドリンクが70種類近くメニュー表に並びます。
看板メニューの「フルールランチ」1050円(外税)。創業から手作りしているドレッシングやデミグラスソースが味の決め手に。
上品なグリーンと白のお皿の上に、エビフライ、クリームコロッケ、ミンチカツ、ポテトサラダ、スパゲッティ、千切りキャベツとトマト、大きくてフレッシュなパセリが美しく盛り付けられています。
写真は左から「チョコレートパフェ」800円(外税)と「プリンパフェ」900円(外税)。ホイップの上にたっぷりとかけられたチョコレートソースに懐かしさを感じますね。
プリンパフェのプリンはもちろん手作り。ほろ苦いカラメルソースと昔ながらのたまごのやさしい味わいが病みつきになる味です。甘酸っぱいキウイソースもアクセントになって最後の最後まで美味しい♡
毎月の営業時間や定休日を知らせる手書きポスターや食品サンプルもノスタルジックで見逃せません。
阪急電車の線路沿い、オレンジ色の看板とアーケードが表玄関入口の目印です。
100年の時を経て京都で出合うフレンチ・アンティーク
antiquus days(アンティークス デイズ)
お洒落で個性的なショップが立ち並ぶ長岡京市のプチショッピングモール「ロングヒル」の1Fにantiquus daysはあります。
こちらはフランスの古道具に魅せられた店主の岡田さんが営むフレンチ・アンティークのセレクトショップ。
年に4~5回、フランスやベルギーの蚤の市に赴いて買い付けたアンティークのお皿やカトラリー、布やカゴ、ガラス瓶などの食器や雑貨類を中心に扱います。
繊細さと美しさを兼ね備えたアンティーク品の魅力を引き立てるセンスのよいディスプレイはとても素敵で、ずっと見ていても飽きません。
花を生けたり野菜を盛り付けたりと…さり気なく上品に彩られたお皿やグラスは暮らしの中にアンティーク品を取り入れるお手本に。
「例えば白いお皿1枚とっても、青っぽいものだったり、クリーム色ぽいものだったりと、土や窯元によって白色がわずかに違うのも魅力の一つなんです。フランスで自分好みの白に出合えたらとってもうれしい」と楽しそうに話してくださったのが印象的でした。
長い時を経て今、京都で出合ったのも何かの縁。あなたの心に語りかけるアイテムがあれば、ぜひお家へ連れて帰ってくださいね。
買い付けやイベントでお店は不定休のため、毎月の営業日はインスタで要チェック!
手仕事の楽しさを京都から発信する手芸店&教室
いとへん
続いてロングヒルからもう1軒。2019年6月にリニューアルオープンしたばかりの「いとへん」は、「糸」が主役の手芸店&教室です。
店主のまえかわさんが実際に使ってみてよかったお墨付きの手芸材料や道具、ハンドメイド雑貨を主に販売しています。
春夏におすすめの素材を選んでもらいましたよ~♪
天然のくま笹で作った和紙の糸「SASAWASHI」420円~は涼しい素材なので、夏の帽子やバッグを編むのに最適。固めの糸だから初心者でも扱いやすいというのもポイントです。約5玉でこちらのバッグを作ることができるそう。
自分好みのサイズや色に仕上げることができるのはハンドメイドならではの魅力です。
▶夏糸で編み物の会、詳細はこちらから。
初心者でも挑戦しやすいのが、刺し子のフキンづくり。カラーバリエーション豊富な刺し子糸や、図柄のデザインを見るだけでワクワクが止まりません。刺し子糸は120円~。
国内外の毛糸を中心に、シルクやコットン、麻、さらには和紙など約100種類の糸を取り揃えています。量り売りの糸もあるので、ちょっとずついろんな糸を購入できるのもありがたい♡
手芸教室では定期的に編み物教室や織機を使った手織り教室などを開催。そのほかにもフィンランドなど海外の手芸ワークショップもゲスト講師を招いて行っています。スケジュールはインスタグラムからチェック!
これを機に、手芸女子デビューしてみてはいかがでしょうか。
お気軽に京情緒を満喫!リノベ町家で極上「お出汁」のおばんざい
おばんざいとお酒 なかの邸
京都・東寺と兵庫・西宮を結ぶ旧西国街道沿い、家紋が入った大きな紺色の暖簾が目印。
江戸末期建築の国登録有形文化財・中野家住宅をリノベーションし、2019年「おばんざいとお酒 なかの邸」に生まれ変わりました。
広々としたお座敷で立派な庭園を眺めながら食事ができるとは、なんとも贅沢!それは中野家住宅が近郊農家と京町家の特徴を併せ持った珍しい建築様式だから。
今回は一番人気のコース「なかの邸セット」4000円(税抜)をいただきました。
料理の美味しさの決め手となるお出汁は、京都で有名なおだし専門店「うね乃」のものを使用。昆布や鰹節のブレンド出汁をたっぷり使い、食材本来の味を生かした料理をコースやアラカルトで提供します。
季節のおばんざい5種。この日は、ひじき、里芋まんじゅう、ヤーコンのきんぴら、茶碗蒸し、菜の花のおひたし。
日本酒の銘柄は約30種類。昔ながらの伝統的な酒造りをしている酒蔵などを中心に取り寄せています。地元長岡京の日本酒「ガラシャの夢」がイチ押し。ちなみにガラシャとは明智光秀の娘のこと。
一晩寝かせた「ローストビーフ」はみずみずしく、赤身のしっかりとした旨みが味わえる一品。玉ねぎとニンニクの手作りソースが食欲をそそります。
おでん出汁で炊いた「だいこんのきのこソース添え」は、アッと驚く創作おでん。大根をナイフで切ると、じんわりとお出汁が浸み出てくる~。3種類のチーズとまいたけとお出汁を合わせた香り高いソースがアクセントに。
本日の「宮津名産一刻干し」。この日は旨みがギュッと詰まったカレイ。京都縦貫道の開通により丹後の鮮度抜群の魚介類を仕入れることができるようになりました。
〆は目の前で炊き上げる丹波赤鶏の炊き込みご飯。2杯目は自慢のお出汁をかけてお茶漬け風に。
なかの邸を運営するのは障がい者の就労をサポートする団体「一般社団法人 暮らしランプ」。障がいのある方の夜間就労の場としては、なかの邸が京都府初の事例となるそうです。
「京都府内各地、歴史的建造物の維持・管理に苦心されている自治体も多いと思います。なかの邸を一つのモデルケースとして参考にしていただけたら」と最後にマネージャーの小林さんからコメントをいただきました。
※お昼は完全予約制で松花堂弁当1500円(税抜)を提供
※夜のコースは2500円~4000円(税抜)、おばんざいとお酒のセットは1200円(税抜)~
いかがでしたでしょうか。自然あり、歴史あり、素敵なショップやカフェあり…と、ゆっくりとした時間の流れを楽しめる京都の郊外ならではの、癒しスポットを中心にご紹介いたしました。
また今年は、大河ドラマ『麒麟がくる』ゆかりの地としても注目されています!!明智光秀の娘・ガラシャが細川忠興と新婚時代を過ごした勝龍寺城や、光秀が山崎の合戦で本陣を置いたとされる恵解山古墳など見どころは目白押し。観光案内所では勝龍寺城の御城印も販売中。
電車で一駅、隣町の大山崎町の駅ぶら記事もお楽しみください。
■■information■■
★長岡天満宮
https://nagaokatenmangu.or.jp/
京都府長岡京市天神2丁目15-13
075-951-1025(長岡天満宮社務所)
境内自由(社務所4月~9月は9:00~18:00)
・長岡天満宮 八条ヶ池
075-955-9515(長岡京市役所商工観光課)
4月~9月は7:00~18:00(水上橋のゲートの開閉時間)
阪急長岡天神駅から徒歩10分
駐車場は境内にコインPあり
・たけのこフェスタ
075-951-4500(長岡京市観光協会)
★omiyacafe(オミヤカフェ)※焼き菓子のテイクアウトも可https://www.instagram.com/omiyacafe_kyoto/?hl=ja
京都府長岡京市天神2丁目15−13(長岡天満宮境内)
075-953-0922
月曜、火曜定休+不定休
11:00~17:00
阪急長岡天神駅から徒歩8分
Pあり(長岡天満前コインパーキング、来店者は2時間半まで優待あり)
★喫茶フルール
075-951-6759
京都府長岡京市天神1丁目8−2
10:00~21:00(20:30LO)
月曜定休(祝日の場合は営業、翌日休み)
阪急長岡天神駅、西出口から徒歩すぐ
P12台
★antiquus days(アンティークスディズ)
http://antiquusdays.mystrikingly.com/
075-201-8308
京都府長岡京市開田3-3-10ロングヒル1F
11:00~17:00
不定休
阪急長岡天神駅から徒歩5分
Pあり(ロングヒル地下)
インスタグラム https://www.instagram.com/antiquusdays/
★いとへん
https://itohen.wixsite.com/itohen
※電話非掲載のためお問い合わせはメールでitohen.works@gmail.comまで
京都府長岡京市開田3-3-10ロングヒル1F
10:30~17:00、土曜、日曜、祝日は11:00~
不定休(営業日はHP、インスタグラムで要確認)
阪急長岡天神駅から徒歩5分
Pあり(ロングヒル地下)
インスタグラム https://www.instagram.com/itohen_yutin/?hl=ja
★おばんざいとお酒 なかの邸
075-959-2877
京都府長岡京市調子1-6-35
昼11:30~15:00 夜18:00~22:00(21:00LO)
日曜、月曜定休
阪急西山天王山駅から徒歩7分
P3台