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SNSで話題沸騰!福知山の新しい名物「どんぶりプリン」を知ってますか?

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カツ丼にらーめん、お鍋やお蕎麦…どれもとっても美味しそうな定食メニューですよね〜^^
え…!?…これ、ゴハンやおかずじゃない??一体どういうこと!?
実はこれ、全部プリンをベースにしたスイーツなんです!!
今、SNSで話題になっているフォトジェニックなインスタ映えスイーツ「どんぶりプリン」を、KYOTO SIDEで取材してきました!!

 福知山市のスイーツカフェ「アン.ドンプリ」

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早速、この話題のスイーツを作っている京都府福知山市のアン.ドンプリさんへとお邪魔してきました。(※2019年9月スイーツカフェ パステルから店名変更)
見た目は、THE まちの洋菓子屋さん。明るくて広い店内では、ショーケースの中に20種以上のケーキが並び、テイクアウト用の可愛いドーナツやクッキーといった焼き菓子も多数。イートインスペースも完備しています。

 

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出迎えてくれたのは、オーナーでパティシエの豊谷健一さん(左)と、もう1人、福知山市の“グルメ番長”こと中司容三さん(右)。この2人が、ウワサの「どんぶりプリン」の開発&仕掛け人なのだそうです!!
豊谷さんは、おとなりの兵庫県豊岡市のご出身。スイーツの名店 カタシマで26年間勤められて腕を磨き、2016年6月に独立。自分のお店を立ち上げました。
中司さんは福知山市のご出身で、地元情報誌で名所巡りや食べ歩きコラムを長年手がけてあります。食べることが大好きで、付いたあだ名が“グルメ番長”。地元で広く知られている有名人です。

これがウワサの「どんぶりプリン」!!

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「これがどんぶりプリン、通称 “どんプリ”です!」と、豊谷さんが持ってきてくれた現物を見て、わたしもカメラマンも思わず「うわぁ…❤」と声を上げてしまいました。
そこに並ぶのは、カラフルな器に入った7つの美味しそうな定食メニュー…じゃなかった!スイーツ!!
ベースにプリン、そしてその上のトッピングがそれぞれ違います。
写真で見るより、実物ははるかにリアルで、そしてとっても可愛かったです!!

 

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皆さん、それぞれ何がどれで中身がどうなってるのか、気になりますよね〜^^
せっかくなので、7つとも解説します♪

カツ丼(左上):スポンジケーキにパイ生地をまぶして作ったカツを真ん中にドンと乗せ、イチゴとミカンが入った一番人気のフルーツプリンです。

ラーメン(右上):キャラメル寒天ジュレのスープに、カスタードクリームで作った麺。焼豚(生チョコ)、海苔(チョコレート)、たまご(生クリームとミカン)が乗っています。

海鮮丼(左下):魚介類をそれぞれフルーツの色合いで表現。グレープフルーツでマグロ、洋梨でイカ、ミカンでウニ。色彩豊かなフルーツプリンです。

とろろ蕎麦(右下):チョコレートクリームで蕎麦を、ふわふわもこもこの生クリームがとろろ部分です。

 

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冷やしおしるこ(左上):コーヒーゼリーと少量のあんこ、マスカルポーネのムースでお味はティラミス。大人の味のプリンです。

麻婆豆腐(左下):キャラメル寒天のジュレに、豆腐は四角くカットしたバニラムース。イチゴとキウイがトッピングされています。※時間がたつとあんが白くなるため、こちらは予約限定商品です!

お鍋(右):見た目も可愛いお鍋は、白菜=洋梨、シイタケ=チョコ、豆腐=バニラムース、葱=ホワイトチョコで作っています。冬の時期の人気商品で、グルメ番長のイチオシ。

これに夏限定の冷やし中華が加わった、現在全8種類のどんぶりプリン。気になるお値段はすべて税込600円!(※追記:2019年11月より価格改定)とってもリーズナブルです。
ちなみに、土用丑の日の特別メニューで「うな丼」も出したのだとか・・どんプリ、まだまだ今後も増えそうです!

「どんプリ」誕生秘話と人気のヒミツ

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この「どんぶりプリン」、誕生したのは2017年の4月末—。
すべては、オーナーの豊谷さんが業者の展示会で、ある器に一目惚れしたことから始まりました。
どこの同業者も使ってなくて、フタもあってかわいくて、電子レンジでも使える器。これは主婦に受けるんじゃないかとピンときたのだそうです。
この器を使ってどんぶりに見立て、何かスイーツが作れないだろうか…と思った豊谷さん。海鮮丼をイメージしてフルーツでプリンを試作してみた時に「面白くないな」と思い、冗談半分でカツ丼を一緒に作ってみたそう。
その写真を、カタシマ時代から親交があり、豊谷さんのお子さん方の剣道の先生でもあるなど、公私ともに御縁があった福知山のグルメ番長・中司さんに送ってみたところ、グルメ番長は当初「これは何や!?こんなん豊谷さんが作ったらあかんやろ」と思ったそう。
有名パティシエの店長を勤め、堅物職人だった頃の豊谷さんを知っていた中司さんはびっくり仰天。しかし、「…でも、面白いな…!」と思い直し、「カツ丼でやってみたらどうか」とアドバイスしたそうです。

 

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この「カツ丼」を中司さんが自分のFacebookに載せたところ、またたくまに拡散。
「これは一体なに!?」「いつ発売なの?」など、多くの反響がきたそうです。
これはもう販売するしかない!と、“豊谷さんとグルメ番長のコラボスイーツ”として実際に売りに出してみたところ、見た目はカツ丼、中身はプリンというギャップに魅せられる人が続出!すぐに完売してしまう大ヒット商品となりました。
そこから、ラーメンや海鮮丼、とろろ蕎麦など種類も増やしていきました。中司さんが付けた愛称「どんプリ」もどんどん定着、秋冬限定の「お鍋」も加えた8種類が揃ったのが2017年の秋の出来事です。

 

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FacebookやインスタグラムなどのSNSで評判を呼び、今では舞鶴市や京都市内、宇治市など京都府全域からお客さんが来ているそう。
「自分が楽しんで作っているスイーツがヒットしているのは嬉しい。今までなかった快感ですね。」と語る豊谷さん。
お店に来たお客さんの驚く顔や、“親戚の集まりで持っていったらものすごく喜ばれた”など、お客さんからの報告を受けることもとても嬉しいと語ってくれました。
ポリプロピレンで出来た器は、食べた終わったあとに違う用途で使えるのも人気のヒミツ
電子レンジにかけることも出来るため、茶碗蒸しを作れたり、玉ねぎを丸ごと1個入れてチンしてみたり、少量のお弁当の具材を作る時などにもとても便利なのだとか。

取材中、お店に予約の電話が掛かってきたのですが、「はい!カツ丼1つ、海鮮丼1つ、ラーメン1つの合計3つですね。」…など、とても洋菓子屋さんとは思えない電話の受け答えがすごく面白かったです^^

いざ!カツ丼を実食!!

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さて、お味の方は…と、いちばん人気だという「カツ丼」をオーダー。
スプーンを入れるものもったいなかったですが、おもいっきり差し込んで、ひとくちすくってパクリ。
フワフワのスポンジケーキにパイ生地をまぶしたカツはとても香ばしいお味。生クリームと一緒にいただくとすごく美味!
そしてベースにあるのは、クリーミーでなめらかなカスタードプリン。これがまた、甘すぎない絶妙な美味しさのプリンでした!!
イチゴとミカンも入っているため、果物の酸味でその都度味も変わり飽きが来ず、気づけば丸ごと1個ペロリと食べれてしまいました。これは…味だけでもリピートするのがうなずける、ずっと食べていたいプリンだと思いました❤

福知山を盛り上げる!コラボスイーツに期待

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豊谷さんが二十歳の頃に初めて作ったスイーツが、なんとフルーツプリンだったそう。
そのプリンに名付けた名前が前店名である「パステル」。独立して建てた自分のお店の名前でもあります。さまざまなフルーツを使って作るどんぶりプリンは、自分の原点となった「パステル」を再現するために作ったのだそうです。
そこに、地元グルメに詳しく、ヒットするものを見抜く目とそれを広げるツールを持っていた中司さんのプロデュースが加わります…まるで運命に導かれるようにいろいろ繋がって、どんぶりプリンが世に出たのだなぁ…と感じました。

何事も、全力」が2人の合言葉。
楽しそうに、新たなどんプリやコラボスイーツのアイディアを話し合う豊谷さんと中司さん。スイーツで自分達のまち・福知山を盛り上げよう!という2人の姿がとても印象的でした!今後、どのようなコラボスイーツが生まれるか、今後に期待が膨らみます!!皆さんもぜひ、「どんプリ」食べてみてくださいね♪

 

■■INFORMATION■■
★どんぶりプリン購入について
平日で60個、週末100個ほど販売されています。
オープンから1時間後の方が望ましいそう。店頭にあれば購入できますが、電話予約が確実です。(※麻婆豆腐は予約限定商品)
どんぶりプリンは数に限りがありますが、事前に取り置きも出来るそうなので、まずはお電話ください。
(2018年5月31日追記)
どんぶりプリンは大好評につき、現在1ヶ月先まで予約が埋まっている状態です。
当日分として現在、平日80個・土日で120個ほど店頭に並びます。が、オープン前から行列が出来ているため、現在は取り置き不可となっております。

スイーツカフェ パステル
アン.ドンプリ
(2019年9月店名変更)
住所:京都府福知山市堀2363−1
TEL:0773−21−1959
営業時間:11:00~19:00(LO18:00)
定休日:水曜(祝日の場合は翌日)

 

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