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京都・春の桜だより 里山の絶景〜西山・善峯寺の桜〜

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ふんわりとした春の日差しに、ほんのりあたたかさを感じてワクワクが高まるこの季節。
植物の芽吹きの気配は、京都・西山にそびえ立つ山寺にも確実に訪れています。
その山寺の名は、善峯寺(よしみねでら)―。
平安時代中期に創建された古刹で、応仁の乱で焼失した諸堂は江戸時代に再興。3万坪という広大な境内には100本以上の桜の木が植えられ、春の見頃を迎えると山肌を美しく染め上げ、コントラストの絶景を魅せてくれます。

樹齢300年!桂昌院お手植えのしだれ桜

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善峯寺の中で最も有名な桜と言えば、桂昌院お手植えのしだれ桜です。
江戸幕府の五代将軍で「生類憐れみの令」でも知られる徳川綱吉。その生母であり、世継ぎのいなかった綱吉に“殺生を禁じて生き物を大切にすれば世継ぎが授かる”と「生類憐れみの令」を訴えたとされる有名な歴史エピソードがありますが、最近では、生き物はおろか人間までもが試し切りの標的となっていた物騒な江戸のまちを変えようとしたとの新説も注目されています。

その桂昌院が植えたとされるしだれ桜は、樹齢300年を越える現在も、毎年春になると盛大に花を咲かせます。 

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桂昌院
京都堀川で生まれ、三代将軍・徳川家光に見初められ側室となり、五代将軍・綱吉の生母となりました。幼い頃に善峯寺で過ごしたことがあった桂昌院は仏教に深く厚い信仰心を持ち、後に善峯寺の再興に力を尽くしました。通称は「お玉」で、「玉の輿」の語源にもなったとも伝わります。

  

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その艶やかな美景は今も昔も、人々の心を捉えて離しません。
例年、桂昌院お手植えのしだれ桜は4月7日あたりに見頃を迎えるそうです。
境内には彼岸桜、しだれ桜、山桜、ぼたん桜など、さまざまな品種の桜が春景色を彩り、4月上旬から下旬にかけて、少しずつ時期をずらしながら楽しむことができます。

例年の見頃の時期を参考に、時期が近くなってきたら善峯だよりも、要チェックです! 

京都市内を一望!アクセスも良好な善峯寺

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善峯寺は西山連峰・釈迦岳の中腹にあり、電車やバス、タクシーなどでのアクセスは意外とよいので安心してお出掛けいただけます。
ダイナミックな眺望が素晴らしい山寺で、眼下に京都市内を一望できる西山随一の桜スポットです。近隣には、同じく桜の名所として知られる勝持寺(西行法師が植えた「西行桜」でも知られる花の寺)や十輪寺(在原業平が隠遁したと伝わる寺で「なりひら桜」が見られる)もあり、京都で桜を楽しみたい!という方、ぜひ春の西山散策に訪れてみてください。

↓↓京都いいとこウェブ「善峯寺 山寺に広がる桜」の動画もご覧ください↓↓


善峯寺 山寺に広がる桜 / Yoshimine-dera Temple / 京都いいとこ動画

■■INFORMATION■■

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善峯寺

所在地 京都市西京区大原野小塩町1372
電話番号 075-331-0020
拝観時間 8:00〜17:00(受付は〜16:45)
入山料 500円(※文殊寺宝館開館時は入山料で拝観可能)
アクセス
●JR京都線「向日町」駅下車後、阪急バス66番(善峯寺行き)で30分、終点「善峯寺」より徒歩8分
●阪急「東向日駅」下車後、阪急バス66番(善峯寺行き)30分、終点「善峯寺」より徒歩8分
●JR「向日町」駅・阪急「東向日」駅・阪急「長岡天神駅」からタクシーで約20分(約2000円)

http://www.yoshiminedera.com/index.html

 

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