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秋の味覚を満喫!幻のキノコ「大黒本しめじ」の魅力に迫る!

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秋、といえば食欲の秋!みなさん、秋の味覚を代表する食材のひとつ「キノコ」はお好きですか?
冷蔵庫にはエノキやシメジなどのキノコは必須、キノコ雑貨を見つけたら手に取らずにはいられないスタッフOが、キノコの中でも幻といわれる『大黒本しめじ』の魅力に迫ります!

希少価値が高い「幻のキノコ」大黒本しめじって何?

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みなさん、大黒本しめじはご存知ですか?通常のしめじよりもプリっと大きく、食感もコリコリとしたキノコが「大黒本しめじ」で、その優れた品質により「京のブランド産品」としても認証されています。「香り松茸、味しめじ」といわれるように、スーパーなどで見るブナシメジとは比べ物にならないくらい食べ応えたっぷりなんですよ。
そもそもこの大黒本しめじとブナシメジは全く別物。大黒本しめじはシメジ属、ブナシメジはシロタモギタケ属で、栽培方法も違ってくるのです。今まで栽培が難しく、一般にはなかなか出回らなかったそう。では、そんな大黒本しめじはどこが生産しているのでしょう?

大黒本しめじを生産する瑞穂農林株式会社

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この希少な大黒本しめじを生産するのは瑞穂農林株式会社さん。2001年に設立したこちらでは、当初、京都府内で発生する間伐材を利用して「ハタケシメジ」(大粒丹波しめじ)の生産をしていました。そして2013年、大黒本しめじの生産もできるようになったのです。現在では日本最大のシェアを誇る大規模栽培を実現しているのですって!

幻のキノコが生産されるまで

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ではなぜ、今まで大黒本しめじは一般に出回らなかったのでしょう?瑞穂農林の工場長、河合さんにお話を伺いました! まず、大黒本しめじとほかのキノコとの違いですが、先にもあったようにブナシメジと大黒本しめじは違うキノコ。そしてブナシメジの栽培期間が約100日なのに対して、大黒本しめじはなんと約130日。加えてカビや細菌に弱く、長い期間キレイな環境で育てなくてはいけません。大黒本しめじは箱入り娘だったのですね…!

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また、栽培開始後~30日間は菌が入りやすいため、特殊な培養室では「へパフィルター」を通して外気を入れる工夫もされています。さらに大黒本しめじを育てる培地は、広葉樹のおが粉を使うと季節によって品質に差が出てしまうため、杉のおが粉を使用。徹底的な衛生管理のおかげで安定した生産がされています。
ちなみに、ブナシメジは1つの株にたくさんのキノコが成っていますよね。対して大黒本しめじは1つの株に4つしかありません。この「4つ」というのが重要で、多すぎたり少なかったりすると、質が安定しないのだそう。1つの株に4つのキノコが成るように改良を続け、現在のプリプリとした大黒本しめじが誕生しました!

大黒本しめじを京丹波町の道の駅で堪能!

栽培から流通まで一筋縄ではいかない大黒本しめじ。なんとそんな大黒本しめじを、京丹波町の4つの道の駅で食べられることができるのです!
京丹波町道の駅の食べ比べ企画として誕生した『京丹波ぎゅう茸丼』
・牛肉とキノコを使った丼であること
・町内産のキノコとお米を用いること
・黒豆を何らかの形で用いること をルールに、それぞれの道の駅の個性が光る丼が作られました。

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 まず1つ目、丹波マーケスの「京丹波ぎゅう茸丼」(780円)は、大黒本しめじとハタケシメジ、シイタケをたっぷり使用。甘辛味に仕上げた食感の違う3種のキノコと、温泉卵との組み合わせはクセになりそう。黒豆ソースをかければさらに旨味アップ! このメニューは森の京都ハーベストガラでグランプリを受賞した人気メニュー。この受賞をきっかけに、京丹波道の駅の食べ比べ企画がスタートしたのです!

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瑞穂の里さらびきでは、黒豆きな粉入りの衣大黒本しめじを天ぷらに、牛肉を竜田揚げ風に調理した「京丹波ぎゅう茸丼」を用意。牛時雨煮にしたハタケシメジも加わりボリュームたっぷり!(780円)

大黒本しめじ以外のキノコも見逃せない!

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京丹波町産のキノコは大黒本しめじだけにあらず。先に紹介した瑞穂農林さんでは、ハタケシメジも生産しています。次の2つの道の駅でもハタケシメジを使用した絶品丼がいただけますよ♪ 

京丹波 味夢の里 丹波大食堂ではハタケシメジをふんだんに使用した「京丹波ぎゅう茸丼」(780円)を提供。牛丼風に仕上げたこちらは、シャキシャキとしたキノコの食感も一緒に楽しんで。

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京丹波町 道の駅なごみの「和(なごみ)のぎゅう茸どん」(820円)はじっくり煮込んだ牛肉と和知黒、ハタケシメジのコラボが食欲をそそるひと品です。

 

いかがでしたか?美味しいものを食べたくなる秋こそ、ちょっぴり贅沢に幻のキノコ「大黒本しめじ」を味わってみるのもいいかも知れませんね^^

 

■■■information■■■

瑞穂農林株式会社
京都府船井郡京丹波町保井谷三ツ枝38
0771-86-1500
※商品に関する問い合わせは営業部 077-501-7015

 

丹波マーケス
京都府船井郡京丹波町須知色紙田3-5
0771-82-3180
9:00~20:00 (フードコートは10:00~20:00)
無休

 

瑞穂の里さらびき
京都府船井郡京丹波町大朴休石10-1
0771-88-9350
9:00~18:00(レストランは平日10:00~16:30、土日祝~17:00)
第2・第4木曜日休

 

京丹波味夢の里
京都府船井郡京丹波町曽根深シノ65-1
0771-89-2310
6:00~21:00(レストランは10:30~20:00、LO19:30)
無休(10月は無休)

 

京丹波町 道の駅なごみ
京都府船井郡京丹波町坂原上モジリ11
0771-84-1008
8:30~18:30(レストランは11:00~18:00)
不定休

 

 

 

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