今年のゴールデンウィークは、自然の中をのんびり歩いてみるのはいかがでしょう?
京都市から車で約1時間、京丹波町にある「わち山野草の森」は、野の花や緑に触れる癒やしのスポット。実は多くの花が咲き始めるこの時期がオススメなんです♪
「わち山野草の森」ってどんなところ?
12ヘクタールの敷地に広がる里山の自然
由良川(和知川)沿いに広がる「わち山野草の森」は、総面積12ヘクタールの自然をそのまま活かした公園です。旧和知町を一望できる標高173mの天蓋山(てんがいやま)やアカマツ園、池などがあり、園内には樹木や果樹、ハーブなど、なんと約900種もの植物が息づいています。
園内ではササユリをはじめ、ウメやサクラ、これから見頃を迎えるアジサイなど、四季折々の花を楽しめます。果樹園など一部を除いて人の手が最小限に抑えられているため、あるがままの自然を近くに感じることができます。
取材では、「わち山野草の森」をよく知る園長の山田義法さんに案内していただきました。優しい語り口調でこちらの魅力をわかりやすく紹介してくれる山田さん。お話を伺っているだけでこちらの気分もゆったりとした気分になれました。
さぁ!里山散策に出かけよう!
1周約2キロ、約1時間の散策コース
園内は、「ささゆりの丘ゾーン」や「小川のせせらぎゾーン」、「湿生植物ゾーン」などに分かれており、さらに細かくエリア分けされています。
園内の遊歩道は、約2キロ。だいたい1時間~1時間半かけて歩く方が多いとのことで、なかには約半日をかけてゆっくりと園内を巡る方もいるそうです。
取材で訪れたのは、ソメイヨシノが見頃の4月上旬。天気も晴れでポカポカ陽気。ホーホケキョとウグイスの鳴く声を耳に歩いているだけで、なんだかウキウキしてきます♪
そこかしこに綺麗な花が咲く園内。アセビやスイセン、ミズバショウ以外にも、カタクリや自生のツバキなど、初めて目にする花ばかり。山田さんの説明も丁寧で、聞いてる私も「フムフム」と感心しきりです。
目をこらして小さな花を探してみるのも、わち山野草の森の魅力の一つ。ときに鳥の目で美しい景色を眺めたり、ときに虫の目でじーっと山野草を見つけたり、視点を変えながら散策するのがおすすめです。
カタクリの花が咲くエリアの近くには、JR山陰本線の鉄橋が。時間帯にもよりますが、15分前後と30分前後に上りと下りの列車が通過することから、春は撮影スポットとしても人気だそうです。
山野草のことをより詳しく知りたいという方は、スタッフの方が案内してくれる野の花めぐり(園内散策ガイド)に参加してみてはいかが? 毎月第1日曜日は予約なしで参加が可能。それ以外でも、事前に予約をすればスタッフの方が案内してくれます。
お気に入りの山野草は、自宅で育ててみて!
園内のガラス温室では、地元の「わち山野草育成会」の会員さんなどが育てた山野草の販売も行なわれています。お気に入りの山野草を自宅で育ててみるのも楽しそうですね♪
ゴールデンウィークに見頃を迎える花は?
「わち山野草の森」で一番多くの花が咲く春。特に5月には、華やかな黄色が人気のキエビネやタカネエビネ、フジや姫シャガ、チョウジソウといった花々が見頃を迎えるそうです。それぞれ細かく開花時期が異なるので、公式FBなどでチェックしてから訪れるようにするとよいですね。
4月末から5月にかけては、春の山野草展(4月27日~5月6日)や、山野草のオークション(5月12・25日の13時~)、栽培教室(5月18日の9時30分~12時、受講料900円)などが開催される予定。イベントに合わせて訪れるのもオススメですよ!
■■INFORMATION■■
わち山野草の森
住所:京都府船井郡京丹波町坂原シヨガキ5
TEL:0771-84-2041
アクセス:京都縦貫道京丹波わちI.C.から車で10分、丹波I.C.から車で20分
開園時間:9:00~17:00(入園は16:00まで)
休園日:火曜日(祝日の場合は翌水曜休)、12月29日~1月4日 ※ゴールデンウィーク期間中は無休
入園料:大人310円、小学生210円
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