いよいよ令和初のお正月が目前に!京都府内の神社はどこもかしこも初詣客を迎える準備で大忙しです。そんななか、“やわたのはちまんさん”の名で親しまれる八幡市の石清水八幡宮では冬至の12月22日(日)、迎春用のジャンボ御神矢(ごしんや)がお目見えします。ただのお正月飾りとは思えない、独特のオーラを放つジャンボ御神矢のヒミツに迫ります!
不思議な伝説にちなんだ厄除け開運&必勝祈願のシンボル
冬至の日に合わせて、本殿前に高々と掲げられるジャンボ御神矢。ジャンボと言うだけあって、高さは約8mも!ご祭神の八幡大神の「八」にちなんでいるそうですよ。でも、スゴイのは大きさだけじゃないんです!
鎌倉時代の元寇(げんこう)の際、白羽の鏑矢(かぶらや)が石清水八幡宮から飛んで行き、敵軍が退散したというミラクルな伝説にちなんだ、厄除け開運・必勝祈願の象徴なんです。一年の安泰を願う初詣の場にふさわしいラッキーアイテムと言えますね〜。
材料の八幡竹は世紀の大発明にも貢献!
ジャンボ御神矢の素材にも注目してみましょう。表面の色合いで察しがつくと思いますが、矢の本体は「竹」でできています。石清水八幡宮が鎮座する男山に自生する孟宗竹の中から、神職の方が最適なものを選び出して使っているのだそうです。
この辺りは昔から良質の竹の産地として知られ、「八幡竹」の呼び名でさまざまなものづくりに活用されてきました。実は、誰もが知っている世紀の大発明にも一役買っているんですよ〜。その発明品とは、かの有名なエジソンが作った電球です!
エジソンが電球開発に勤しんでいたある日、たまたま日本からのお土産物の扇子に目が留まり、竹を加工した骨の部分を電球のフィラメントに利用してみたところ、電球の寿命が飛躍的にアップしました。
さらなる改良のため、エジソンは「究極の竹」を求めて世界各地へ研究員を派遣。あらゆる国のあらゆる種類の竹を集めて実験を行った結果、最も長持ちしたのが男山周辺の真竹を使った電球だったのです〜!さすが、はちまんさんのお膝元の竹、凄まじいポテンシャルです!!
参拝記念&運気アップに!キュートなハトの授与品を
石清水八幡宮には、ジャンボ御神矢のほかにも縁起のいいものがいろいろ♪例えばこちらの御朱印、わかりますか?八幡大神の「八」の字が、向かい合った2羽のハトに見えますよね!ハトは八幡大神の使いとされる特別な存在で、ハトの「ハ」が末広がりの「八」に通じることから縁起物として古くから親しまれているんですよ〜。
手ぬぐいやストラップ、マスキングテープなど、ハトをモチーフにした愛らしい授与品もたくさん。初詣でおみくじを引く人も多いと思いますが、ここへ来たなら鳩みくじをぜひ〜!持ち帰って飾っておきたくなるかわいさです。
不思議な伝説やエジソンの大発明にゆかりのあるジャンボ御神矢に出合えるのは、来年2月3日(月)まで。矢のように新たな夢や目標をピシャリと射抜き、飛躍の一年となるようにお参りに出かけてみませんか?
■■information■■
石清水八幡宮
所在地:八幡市八幡高坊30
電話:075-981-3001
時間:6:30開門〜18:00閉門(1/1は0:00開門)
料金:参拝無料
アクセス▼
電車/京阪石清水八幡宮駅から参道ケーブルに乗り換え、八幡宮山上駅下車、徒歩約5分
車/名神、京都縦貫道、京滋バイパス大山崎ICから約10分
駐車場: 約80台(有料)
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