暑さが厳しい今日この頃、日常の喧騒から離れて、心も体もクールダウンしたい! そんな方にオススメしたいのが、自然豊かな風景と涼しさが心身を癒してくれる避暑地・高原。爽やかに吹き抜ける風を想像しながら、心が洗われるような景色をお楽しみください♪ そして落ち着いたらぜひ、現地にお出かけしてみてくださいね。
広〜い牧草地の向こうに海!開放的なパノラマが自慢
碇(いかり)高原(京丹後市)
標高約400mに位置し、日本海を一望する開放感抜群の眺望が美しい碇高原。丹後天橋立大江山国定公園内にあり、約88ヘクタールもの広さを誇る自然豊かなエリアです。大草原には遊歩道が整備され、景色に癒されながら散策が楽しめます。
高原内には「京都府畜産技術センター碇高原牧場」の牧草地が広がり、丹後牛を放牧。その中にはキュートなヤギやヒツジたちと無料で触れ合える「ふれあい牧場」があり、子どもも大人も楽しめます。
広い空と牧場を背景にもふもふの羊たち、とっても絵になりますね〜。
散策や動物たちとの触れ合いを満喫したら、牧場内にある「碇高原ステーキハウス」でランチはいかが? 雄大な景色を眺めながら、厳選された国産和牛やオージービーフをオリジナルのステーキソースでいただく、至福の時が過ごせますよ。
碇高原へは最短ルートのほか、山陰近畿自動車道「京丹後大宮IC」から海沿いの国道178号線を経て、丹後縦貫林道を通るルートもオススメです。海沿いのドライブや「道の駅 てんきてんき丹後」への寄り道が楽しめますよ。この場合、ICから1時間ほどで到着します。
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碇高原
お問い合わせ:0772-72-6070(京丹後市観光公社)
アクセス:山陰近畿自動車道「京丹後大宮IC」から車で約45分
碇高原ステーキハウス
住所:京都府京丹後市丹後町碇
TEL:0772-76-1061
営業時間:10時〜17時(L.O.16時30分)
定休日:火・水曜 ※祝・祭日は営業 ※12月下旬〜2月は休業
京都で唯一の火山が生んだ雄大な景色に癒される
夜久野高原(福知山市)
京都府の北西部・福知山市夜久野町に広がる夜久野高原。京都府で唯一の火山「田倉山(宝山)」の約30~40万年前の噴火によってその麓にできた、火山灰土の高原地帯です。標高は300~500mで、田倉山の展望台からはその広大な景色を一望することができます。
高原に広がる雲海に朝日が差し込む様子は、神々しい美しさ……。インスタグラムでは、この光のシャワーが注ぐ光景を「シャー」と名付けて#(ハッシュタグ)をつけ、さまざまな写真がアップされていますよ。
「シャー」についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています↓↓
ほかにも、春夏秋冬それぞれに美しい景色が見られるのが、夜久野高原の魅力。
春には「京都府緑化センター」で100本以上の桜が見頃を迎え、夏は避暑地として緑豊かな風景を楽しめます。秋には紅葉、冬には見事な雪景色に出会うことができ、一年を通して訪れる人を楽しませてくれます。
グルメに温泉……まだまだある夜久野高原の魅力!
夜久野の名産品といえば「夜久野蕎麦」。火山灰の栄養をたっぷり含んだ黒色の土と、昼夜の寒暖差が大きく頻繁に霧が発生する夜久野高原の気候風土は、良質な蕎麦を育てるのにぴったりなのだそう。現地のお店で味わうもよし、お土産に買って帰るもよしですね。毎年9月頃には、蕎麦の花が満開に! 一面に白い花畑が広がる、ロマンチックな景色が見られます♡
また、高原内には、見る、遊ぶ、買う、食べる、体験する……といった多彩なアクティビティが楽しめる「道の駅 農匠の郷やくの」が。季節の花々が咲く「夜久野高原花テラス[ベゴニア園]」をはじめ、漆の絵付けや和菓子作りを体験できる施設や地元の食材を使った食事処、化石が展示されている郷土資料館や見晴らしの良い大浴場がある温泉もあり、丸一日遊び尽くすことができますよ♪
「道の駅 農匠の郷やくの」についてはこちらの記事もチェック↓↓
さらに、「夜久野高原花テラス[ベゴニア園]」についてはこちらの記事もチェック↓↓
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夜久野高原
お問い合わせ:0773-37-1103(福知山観光協会夜久野支部)
アクセス:JR山陰本線「上夜久野」駅から徒歩約15分
北近畿豊岡自動車道「山東IC」から福知山方面へ車で約10分
舞鶴若狭自動車道「福知山IC」から国道9号を鳥取方面へ車で約40分
ほっと心が落ち着くのどかな風景に出会える
童仙房高原(南山城村)
京都府唯一の村である南山城村の北部にある童仙房高原は、時間がゆっくりと流れているような、懐かしさを感じるのどかな風景が魅力です。
明治初期に童仙房地域の開拓が始まり、一時は城南地域の文化や政治の中心地として京都府の支庁が置かれ、発展した歴史が。その後支庁が他所に移ったことにより、現在はお米やお茶、トマトなどの栽培が盛んな、自然豊かな農山村としての歩みを辿っています。
標高およそ500mの山間地に茶畑が広がる景色は、息を飲む美しさ。寒暖差の大きな気候が、良質で旨味の豊富なお茶を育んでくれます。
また、毎年8〜10月頃には、宿泊施設・童仙房山荘が手掛ける農園に、有機栽培・無農薬のブルーベリーが実ります。清らかな清流で育った果実を収穫できるブルーベリー狩りが人気なのだそう。
「童仙房山荘」のブルーベリーについてはこちらの記事もチェック↓↓
高原にはホタルの棲む清らかな渓流も。山深く分け入ると、滝の中ほどにある岩盤に不動明王が彫られていることから名付けられた「不動の滝」があり、涼を感じられるスポットとして人気なのだとか。しぶきを上げながら、約20mの高さから清水が流れ落ちる様は神秘的です。
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童仙房高原
お問い合わせ:0743-93-0105(南山城村役場産業観光課)
アクセス:JR「大河原」駅から車で約20分
※新型コロナウイルスの影響により、情報に変更が生じる場合があります。詳しくは、各施設にお問い合わせください。