夏の暑さもだいぶ和らぎ、そろそろ秋の風物詩でもあるコスモスが綺麗に花を咲かせる季節ですね。今回はこれから見頃を迎えるコスモスをゆっくり楽しめるスポットをご紹介します。今年の秋は色とりどりに咲くコスモスに癒されに行きませんか?
・基本的な感染予防対策(マスクの着用・手洗い・身体的距離の確保など)を徹底してください。
・屋外の活動も慎重にしてください。
・発熱等の症状(発熱、咳、のどの痛み、息苦しさなどの症状)がある場合は、外出を控えてください。
かやぶき里を彩る秋のコスモス
【南丹市】美山かやぶきの里
見頃:9月中旬~10月中旬
京都市内から車で1時間半ほどの場所にある南丹市美山町。豊かな自然と昔ながらのかやぶき民家が残る「かやぶきの里」は、日本の原風景を色濃く残す集落として国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
そんなかやぶきの里では9月中旬~10月中旬にかけてコスモスが見頃を迎えます。かやぶき屋根を背景に咲くコスモスの花は、どこから見ても絵になる風景。素朴な雰囲気になんだかほっこりと癒されますね。集落にはコスモスの他にも蕎麦の花や彼岸花など、秋を彩る植物がたくさん咲いているので「かやぶきの里」の美しい秋を堪能してくださいね。
■■立ち寄り情報■■
まるで日本昔話に出てきそうな「かやぶきの里」。いまではあまり見かけない、かやぶき民家の“家の中”がどうなっているのか気になりませんか? 集落の中にある「美山民俗資料館」では母家やかやぶき屋根の裏側を見ることができるので、ぜひ立ち寄ってくださいね。
美山「かやぶきの里」を徹底解剖した記事はこちら↓
かやぶきの里
京都府南丹市美山町北
電話 0771-75-9030 (南丹市美山観光まちづくり協会・水曜定休)
https://miyamanavi.com/sightseeing/kayabuki-no-sato
山の斜面に広がる8万本のコスモス畑
【京都市】嵐山-高雄パークウエイ
期間:10月中旬~11月23日予定
「嵐山-高雄パークウエイ」は嵐山と高雄を結ぶ全長10.7kmのドライブウェイです。道中には展望台や観空台遊園地、BBQコーナーなどさまざまな施設があります。コスモス畑はフラワーパークの中にあるので、訪れる際は観空台遊園地前の駐車場に車を停めてくださいね。駐車場から少し奥に進むとパークへの門があるので、そこをくぐれば約8万本のコスモスが出迎えてくれます。
5000平方メートルの敷地に広がるコスモス畑は山の斜面にあるので、斜面上下から違った角度の景色を楽しむことができます。
また、嵐山-高雄パークウエイはドッグランの他、リード装着でワンちゃんと一緒に入場できる施設があるので、愛犬家の方にもおすすめです。もちろんフラワーパーク内もOKですので、家族やカップル、愛犬と一緒にコスモス畑を満喫してくださいね。
※フラワーパークの開園日についてはホームページでご確認ください。
■■立ち寄り情報■■
高雄口ゲートから国道162号線と府道138号線を通り、5分ほどの場所にある「神護寺」は、奈良時代後期から平安時代初期に活躍した和気清麻呂が開基した山岳寺院です。809(大同4)年より空海が住持を勤め真言宗の基礎を開き、平安後期には荒廃してしましたが、後白河法皇の勅許と源頼朝の援助を受けて再興。平安・鎌倉期の文化財も多く、源頼朝の肖像画と伝えられる「伝源頼朝像」などがあるお寺です。
■■INFORMATION■■
嵐山-高雄パークウエイ
京都府京都市右京区嵯峨鳥居本仙翁町8(嵐山・清滝口ゲート)
京都府京都市右京区梅ケ畑檜社町11(高雄口ゲート)
電話:075-871-1221(9:00~17:00)
時間:10:00~16:00(パークウエイ営業時間4月~10月は8:00~19:00、11月は8:00~20:00、12月~3月は9:00~18:00)
休み:無休
入園料:無料(別途パークウエイ通行料1200円)
https://www.parkway-hankyu.com/
一度は行ってみたい!フォトジェニックなコスモス畑
【亀岡市】京都丹波/亀岡「夢コスモス園」
期間:10月1日~11月3日
亀岡市にある京都丹波/亀岡「夢コスモス園」は、JR京都駅から電車とバスを乗り継ぎ30分ほどの場所にあります。東京ドームより少し小さい敷地内には20品種約800万本のコスモスが咲き競う、関西有数の規模を誇るコスモス園です。
一帯に広がるコスモスのお花畑はどこを撮ってもフォトジェニック! 「夢コスモス園」ではさまざまな品種のコスモスが咲き、それぞれで見頃も違うので期間中は多様多種なコスモスをみることができます。
コスモスは摘み取り体験(500円)も出来るので、素敵な思い出と一緒にお花を持ち帰って飾ってみるのはいかがでしょうか♪
夢コスモス園に来たらぜひ立ち寄ってほしいのが「丹波味わい市」。丹波や亀岡の特産品や新鮮野菜の直売などが行われているので、コスモスと一緒に味覚も楽しんでくださいね。
■■立ち寄り情報■■
夢コスモス園の最寄り駅でもあるJR亀岡駅から徒歩10分ほどのところにレトロクラシックな洋館があるのをご存知ですか? 明治時代の京都政財界の立役者だった田中源太郎氏が建てた「楽々荘」は、現在リーズナブルながら贅沢気分でお寿司や和食がいただける「がんこ」の店舗として営業されています。お食事しながらお屋敷をウォッチングしてみませんか?
楽々荘の記事はこちら↓
■■INFORMATION■■
京都丹波/亀岡 夢コスモス園
京都府亀岡市吉川町穴川野水(亀岡運動公園体育館東側)
電話:0771-55-9111(期間外はJR亀岡駅観光案内所に転送されます)
時間:9:00~16:00受付終了(土日祝日は~16:30受付終了)
※新型コロナウイルスの影響によっては、急遽イベントや開園自体を中止する場合があります。
休み:期間中無休
入場料:大人600円(土日祝日は800円)、小人400円(土日祝は500円)※小学生未満無料
日本初の公立総合植物園でコスモスを鑑賞しよう
【京都市】京都府立植物園
見頃:10月中旬~11月中旬
京都市営地下鉄の北山駅から徒歩すぐのところにある「京都府立植物園」は、日本初の公立総合植物園として大正13年に開園した植物園です。東京ドーム5個分の広大な敷地には12000種類の植物が植栽されており、西日本最大級の観覧温室では世界の熱帯植物を観賞できます。こちらでは10月中旬から植物園会館前や北山広場、洋風庭園東側でさまざまな種類のコスモスを見ることができますよ。
花びらが八重や筒咲きなどのものに加え、ピンクや黄色、オレンジなどのカラフルな花色が約15品種、4000~5000株が植栽されているので、好みのコスモスを探すのも楽しいかもしれませんね。
品種の一部をちょこっとだけご紹介。左上から時計回りに、筒状の花弁の半八重~八重咲きの珍しい花型の「ダブルクリック ローズボンボン」、花弁の多い花色混合の変り咲き種「サイケ」、珍しい淡橙色の花色の「キャンパスオレンジ」、花弁に絞りや覆輪があり縁に縦模様が入っているのが特徴の「あかつき」。よく見ると同じコスモスでも個性が違って面白いですね。10月20日(木)~11月15日(火)には古典菊など様々な種類の菊が見られる「菊花展」も行われるので、ぜひ覗いてくださいね。
■■立ち寄り情報■■
京都府立植物園に行ったら隣にある「京都府立陶板名画の庭」にも行ってみませんか? 陶板名画の庭は安藤忠雄設計による屋外美術館。レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」など、8点の名画をそのまま再現した陶板画が屋外で鑑賞できる世界で初めての絵画庭園なのです。
■■INFORMATION■■
京都府立植物園
京都府京都市左京区下鴨半木町
電話:075-701-0141
時間:9:00~16:00(受付)
入園料:一般200円、高校生150円、中学生以下無料、70歳以上・障害者の方及びその介護者(要証明書提示)無料
休み:年末年始
約1300本の色鮮やかなコスモスに出合う
【宇治市】宇治市植物公園
見頃:10月中旬
JR宇治駅からバスで10分ほどの場所にある「宇治市植物公園」は、日本最大の立体花壇を有する植物園です。東京ドーム2個分の敷地には約1450種類の植物が植えられており、季節のゾーンやハーブ・有用植物園などテーマごとに分かれています。10月中旬に見頃を迎えるコスモスは主に春のゾーンに植えられています。
ピンクや白の可愛らしいコスモスが咲き始めると、その姿を写真に収めようとたくさんの人がカメラを構えるのだとか。今年は花弁に縁取りや絞り模様のツートンカラーが可愛い「ピコティ」1000本と、約8cmほどの大きな花が人気の「センセーション」300本の2品種が楽しめるそうですよ。秋空を背景にコスモスの花が透ける姿などは、なんだかドラマチックですね。この季節、植物園ではハロウィンや秋の植物展示などのイベントが開催されているので、宇治市植物公園に行く際はホームページもチェックしてみてくださいね。
■■立ち寄り情報■■
宇治市に行ったらちょっと変わった場所でランチをしてみませんか? JR宇治駅から徒歩14分ほどのところにある「宇治市役所」の8階には、一般の人も利用できる職員食堂があるんです。職員食堂という響きになんだかワクワクした方は詳しく紹介している記事があるので読んでみてくださいね。
宇治市の“市役所メシ”はこちら↓
■■INFORMATION■■
宇治市植物公園
宇治市広野町八軒屋谷25-1
電話:0774-39-9387
時間:9:00~17:00(入園は~16:00)
休み:月曜(祝日の場合、翌日休)、12月28日~1月4日)
料金:大人600円、子ども(小・中学生)300円、幼児無料
https://uji-citypark.jp/botanical/
幻の都の跡地に広がるコスモス畑
【木津川市】史跡 恭仁宮跡(山城国分寺跡)
見頃:10月下旬~11月上旬
京都駅からJRとコミュニティバスを使って1時間15分ほどの場所にある史跡 恭仁宮跡(山城国分寺跡)。ここはかつて奈良時代中期に平城京から遷都された「恭仁京(くにきょう)」という都があった場所です。しかし、わずか数年で難波宮へ遷都されたため“幻の都”とも呼ばれています。恭仁宮跡の東側一帯には、休耕田を利用したコスモス畑が整備されており、白やピンクの色鮮やかなコスモスが田園風景に溶け込み穏やかに美しく咲き誇ります。
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体力に自信がある方は“幻”繋がりでリフレッシュ散策はいかが? 実は、恭仁宮跡の最寄り駅でもあるJR加茂駅から奈良駅を明治時代にわずか9年間だけ運行していた、幻の「大仏(だいぶつ)鉄道」というものが存在するのです。その遺構は今も所々に残っており、廃線跡を訪ねる旅は鉄道ファンや廃墟好き、ハイキング好きの方に人気のルートにもなっています。
幻の大仏鉄道記事はこちら↓
■■INFORMATION■■
恭仁宮跡(山城国分寺跡)
京都府木津川市加茂町例幣