オープンから1年を迎えたサンガスタジアム。サッカーやラグビーの試合はもちろんのこと、地元中学校の体育祭、文化祭や亀岡市の成人式、ワクチンの大規模接種会場など様々なシーンで活用されています。
KYOTO SIDEでも、これまで度々取り上げているサンガスタジアム。改めてどういうところなのか、まとめてご紹介します!
【新型コロナウイルスの感染拡大防止対策にご協力お願いします!】
・基本的な感染予防対策(マスクの着用・手洗い・身体的距離の確保など)を徹底してください。
・屋外の活動も慎重にしてください。
・発熱等の症状(発熱、咳、のどの痛み、息苦しさなどの症状)がある場合は、外出を控えてください。
まずは、スタジアムのグラウンドを紹介!
JR 亀岡駅すぐ目の前の好立地
JR京都駅から嵯峨野線(山陰本線)で向かうと、亀岡駅に着く少し前からスタジアムが姿を現します。亀岡駅から徒歩3分という好立地は大きな魅力。ちなみに、亀岡駅の改札付近には京都サンガF.C.のマスコットキャラクター、パーサくん&コトノちゃんのデコレーションがいたるところに施されています。
約2 万1600 人収容の球技専用スタジアム
京都サンガF.C.のホームスタジアムということで、サッカーはもちろんのこと、ラグビー、アメリカンフットボールを対象とした球技専用スタジアム。バックスタンドには、イエローのシートでKYOTOの文字が浮き立つようになっています。JFAスタジアム標準規定の「クラス1」(=2万席必要)の条件を満たす、合計約2万1600席を配置。
いろんなタイプの席がある
座席種類は、一般観客席、ゆったり席、桟敷席、車椅子席、VIPテラス席、スカイボックステラス席など種類も豊富。
ピッチまで7.5m!! 衝撃の近さ
ピッチのサイドラインからバックスタンド最前列までが、なんと7.5m!! 南北のサイドスタンドで10.5m。さらに、スタンド最前列とピッチとの高低差は1.2m!! 選手に手が届きそうな距離感。球技専用スタジアムは増えてきましたが、この近さ、迫力&臨場感はサイコーです。
オープンコンコースで視界抜群
オープンコンコースが採用されているので、コンコースを歩く移動中もピッチが見られるようになっています。売店やトイレに行く時も得点シーンを見逃さずに済むかもしれませんね。また、コンコース部分には、入口から出口が一方通行のワンウェイ方式採用のトイレも設置。混雑が緩和されるよう工夫されています。
スタジアムグルメも堪能
試合開催時は、スタジアム内2Fのオープンコンコースでスタジアムグルメが販売されています。ハーフタイムなどでもいちいち外に買いに出る必要がないのは嬉しいですね!
新品種の日陰に強く、踏まれても回復の早い丈夫な芝を使用
静岡県御前崎市で栽培されたセレブレーションという新品種の芝を使用。既存の品種と違い、日陰に強く、踏まれても回復の早い丈夫さが特徴。「アスリートの足元を支えたい!」と、生産&管理者の皆さんが日本開催のビッグスポーツイベントでの採用を目指し育てた芝だそう。
スタジアム内を風が吹き抜ける工夫
良好な天然芝を維持するために、「光・風・水」をテーマにした工夫が施されています。
ハーフタイム中にも散水でき、夏場に涼感を演出する一斉散水システムを導入したり、地上4階建てのスタジアム内を風が抜けるよう設計されています。
強化ガラス採用の大きな屋根
観客席最前列よりもさらに2m張り出した大屋根で全席を覆ったスタイルが特徴的なスタジアム。多少の雨なら凌げるので、張り出した大屋根はサポーターにとって嬉しいポイント。さらに、太陽の陽射しが燦々と降り注ぐように、南サイドの大屋根は強化ガラスを使用。見た目のスタイリッシュさ、エコという利点と同時に、芝生を良好な状態に保つことで選手がプレーし易い環境を作っているというわけです。
建築家の工夫
スタジアムを設計された東畑建築事務所の設計室長・上羽さんによると「できるだけ観客席とピッチを近づけることを念頭に置いて設計。前の人の頭を越して観戦できる傾斜を計算したサイトラインや、プレーヤーの声、プレーの音が感じ取れる近さに配慮しています」と観客目線で設計されたことがわかります。
さらに外観のデザインについては「屋根部分は、多角形の面が色々な形で光ることで亀岡の山並みに馴染むように意識してデザインしました。軒裏に見える木ルーバーは、京都の寺社仏閣の軒裏をイメージ。京都府内産の杉の無垢材を全面に使用し、京都らしい格子状の印象的な外観にしようと考えました。インテリアにおいても京都を実感してもらえるよう、木や土など素材感を活かしたテーマでまとめています」と同事務所の不動さん。歴史と伝統、そして風情ある京都の街にふさわしいスタジアムということですね!
スタジアム工事中の様子はこちらの記事をチェック!
www.kyotoside.jp2020年2月9日「京都サンガF.C. 対 セレッソ大阪」こけら落としマッチ開催
昨年の2月9日には、こけら落としイベントが盛大に開かれました。
京都発4人組ロックバンド「夜の本気ダンス」によるスタジアムライブ、京都府・西脇隆俊知事に加え、京都府広報監まゆまろも参加してのネーミングライツ除幕式、そしてメインイベントとなる「京都サンガF.C. 対 セレッソ大阪」2020Jリーグプレシーズンマッチが開催されました。
超満員となったスタンドからの大声援を浴びながら両選手たちがピッチへ登場。
スタジアム完成後初、歴史に残る記念すべき試合ということで、キックオフのホイッスルに感動の涙を流したサッカー関係者、サポーターも多かったことでしょう。
新ホームスタジアムでの初陣は、3−2でセレッソ大阪に軍配。敗れはしましたが、アディショナルタイム5分、試合終了間際にサンガサポーターの目の前で、FWウタカ選手の個人技光る見事なゴールもあり、大いに盛り上がったナイスゲームでした!
こけら落としと試合の様子についてはこちらの記事をチェック!
舞台裏に潜入できるスタジアムツアーも実施
普段は見ることのできない選手ロッカーやベンチ、実況放送室などツアーガイドがスタジアムの特徴を紹介してくれる、およそ一時間のスタジアムツアーも実施されています。10月、11月の開催日は下記。毎月1日に次月のスケジュールがHPにてアナウンスされます。申込みはHPの専用サイトから。
https://sangastadium-by-kyocera.jp/stadium-tours
【10月】17日(日)
【11月】6日(土)、21日(日)、27日(土)
時間:各日 10:00~ / 14:00~
各回先着20人(最少催行人数は10人)
大人 1,200円(オリジナルグッズ特典あり)
中高生 1,000円(オリジナルグッズ特典あり)
小学生 500円(オリジナルグッズ特典あり)
未就学児 無料(未就学児の入場は、大人1名につき1名無料。2人目からは、小学生料金が必要)
スタジアムの付帯施設をご紹介!
フットボール以外の使われ方が増えている!
1F外周には、試合が開催されていない時でも利用できる常設のフードコートも。スイーツ系から、うどん、牛丼などの軽食もスタンバイ。もちろん空調完備なので、夏場の暑い日、冬の寒い日などにもオススメです。
そのほか、1階「にぎわい創出エリア」には他にも様々な施設があり、4階バックスタンドには、VRなどを利用した体験型施設「VR・eスポーツエリア」も誕生。ピッチで挙式をするなど、フットボール以外の利用も人気のスタジアム。続いてはスタジアムの付帯施設やサービスについてご紹介します!
日本初!完全室内型本格スポーツクライミング施設
1階「にぎわい創出エリア」の一角を占める、日本初の本格屋内スポーツクライミング施設。オリンピック競技としても注目を集め、昨今は子どもにも人気でボルダリング施設が増えていますが、ここの施設はレベルが違います!ボルダリングはもちろんのこと、リード、スピードとスポーツクライミング3種目が可能。しかも、キッズエリアもある充実ぶり。
ワールドマスターズゲームズでも使用!
スピード、リード、ボルダリングの3つの国際基準を満たす屋内クライミング施設は国内初ということで、ワールドマスターズゲームズでも使用される予定です。京都府内だけでなく全国のクライミング選手や愛好家の聖地となることでしょう。
ワールドマスターズゲームズの詳細はこちらの記事をチェック!
www.kyotoside.jpスタジアムでウェディングも!
スポーツファンのカップルにオススメなのが、「スタジアムウェデイング」!青い空の下、広いスタジアムで貸し切り挙式や、フォトウェディングサービスもできるんです!
スタジアムでの結婚式をプロデュースしてくれるのはオーダーメイドな結婚式をかなえてくれることでも定評のある京都のドレスショップ TAGAYA BRIDALさん。
ピッチでの挙式後はVIPルームでパーティを開くことも可能です。挙式だけクラシックに神社や教会で挙げて、パーティだけこちらで開くのもOK。ドレスコードをお気に入りチームのユニフォームにしたり、お料理を屋台形式で提供したりと色々なアイディアが楽しめそうですね。
スタジアムウェディングの詳細はこちらの記事をチェック!
www.kyotoside.jp期間限定展示館ではTV放送に合わせ「麒麟がくる」展を実施
先述のクライミング施設含め、試合やイベントの無い日でも利用できる、1階「にぎわい創出エリア」には期間限定の展示館も。2020年1月から大河ドラマの放送に合わせ、スタジアムオープンから1年間の期間限定で「麒麟がくる」展示館も開設されました。すでに「麒麟がくる 京都大河ドラマ館」は閉館しましたが、今後も様々なにぎわいを創出する施設がオープンすることでしょう。
「麒麟がくる 京都大河ドラマ館」の詳細はこちらの記事をチェック!
www.kyotoside.jp今注目のeスポーツエリアも!
スタジアム4階にあるVR・eスポーツエリア「SKY-FIELD」へは、専用入口からエレベーターで直行可能。高性能パソコンを多数設置し、飲食も可能な休憩スペースも設けられています。eスポーツゾーンは、一般利用15分80円〜というリーズナブルな価格設定。
「SKY-FIELD」内は、eスポーツゾーン、VR/フィットネスゾーン、コワーキングゾーンと3つのエリアに分かれていて、最先端テクノロジーを活かしたスポーツや健康づくりを楽しむことができます。
スポーツはもちろん、スポーツ以外にも魅力満載のサンガスタジアム、ぜひ訪れてみてくださいね♪
eスポーツエリアの詳細はこちらの記事をチェック!
eスポーツエリアをもっと知りたい方は、こちらの動画も見てくださいね▼
無料で利用できる足湯
サンガスタジアム by KYOCERAのインフォメーション前には、気軽にほっこりできる無料の足湯スペースもあるんです。イベントや試合のある日はもちろんのこと、観光で亀岡を訪れた際にもふらっと立ち寄ってみては?
オリンピック競技にもなった3×3が楽しめるバスケコート
以前は3on3と呼ばれていた3人制のバスケットボール。国際的にルールも整備され、2020東京オリンピックで新競技として採用された3×3(スリー・エックス・スリー)が楽しめるバスケコートが2面設置。予約すれば誰でも自由に使えますよ!
日本初のスタジアム内保育園2021年6月オープン!
内閣府所管企業主導型保育事業である「びばっこ保育園」が今年6月1日にオープン。スタジアム内での保育園の開設は全国では例がありません。
「笑顔と驚きと感動にあふれる家庭的な園」を理念とし、亀岡の自然や環境を活かした、ここでしかできない“遊育”や食育に力を入れ、園児の気持ちと五感を大切にした保育を目指しています。
保育園の部屋の壁面には、京都在住のアーティスト・YUKO KIMOTOさんによる手書きの絵が描かれています。この絵には「子どもたちが“笑顔”になれるような空間にしたい」という想いが込められているんだとか。
「びばっこ保育園」の詳細については、こちらをご覧ください↓
びばっこ保育園 | 京都府亀岡市の内閣府所管 企業主導型保育園
2021年10月20日オープン!関西初のドローンサッカー常設アリーナ
株式会社オートバックスセブンが、関西エリア初となるドローンサッカー常設アリーナ「オートバックスセブンドローンサッカーアリーナ京都」をサンガスタジアム by KYOCERA内に10月20日グランドオープン。ドローンサッカー®とは、球状のプラスチックフレームに覆われた専用ドローンボールを使用し、5 対5 で戦う最新戦略型チームスポーツ。老若男女、さらに障がいのある方も一緒に楽しめるバリアフリーな競技です。もちろん実際に機械に触れて操縦体験などもできますよ♪
京都サンガF.C.インフォメーション2021年10月10日開設!
サンガスタジアム 1階フードコート内に『京都サンガF.C.インフォメーション』が開設されました。ホームゲーム開催時のみの開設で、京都サンガF.C.やホームタウンの様々な情報をゲットすることができます。ピーター ウタカ選手と松田 天馬選手のフォトスポットや、選手のグッズ展示も。これまでのスタジアムインフォメーション(総合案内所)の役割も、こちらで引き続き対応されますので、気軽に立ち寄ってみて下さいね。
■■INFORMATION■■
サンガスタジアム by KYOCERA
亀岡市追分町
TEL:0771-25-3331
https://sangastadium-by-kyocera.jp/